2019東海地区秋季高校野球大会 展望
この記事では2019年東海地区秋季高校野球大会の出場校紹介、また注目校を中心に紹介していこうと思います!
中京大中京(愛知1位)
スター選手を多く擁し、戦力は圧倒的。不動の優勝候補です。最速148キロ右腕の高橋宏斗、強打者の中山礼都、印出太一、走攻守に能力が高い西村友哉(いずれも2年)は特に目立ち、高橋源一郎監督も「夏からさらにレベルアップした4人が引っ張っていってくれれば」と活躍を描いています。チームはこの秋の県大会でライバル・東邦に7点差で勝利。続く愛知高戦は苦戦しましたが、それも跳ね返し「いい集中力をもって試合に入れている」(同監督)状態。昨秋や今夏は栄冠に近づきながら敗れましたが、その悔しさをバネに戦っています。
県岐阜商(岐阜1位)
秀岳館(熊本)を率いて甲子園に3度導いた鍛冶舎監督が率いる県岐阜商、
プロ注目の強打者・佐々木泰(2年)を筆頭に打線が強力。
就任2年目の鍛治舍巧監督は、県大会の地区予選が始まる前から「練習試合でも1試合に1~2本のペースでホームランが出る。
みんな振れていて集中打が出る」と手応え十分の様子でした。
投手陣は1年生左腕・野崎慎裕が球速を増し、内外のコントロールよく打者を切って取ります。「経験ある選手も多く、余裕をもってゲームができる」と指揮官が話すとおり、県大会では劣勢の試合もモノにして優勝しました。
愛工大名電(愛知2位)
高いレベルで投打にまとまっており、勝ち上がれば準決勝で県岐阜商との対戦が予想されます。投手は、夏もエースナンバーを背負った田村俊介が1年生ながら頼りになる大黒柱。野手陣は、近年の攻撃的布陣とは異なり「守備型のチーム。最少失点で粘って守り勝ちたい。打線は足(機動力)やバントを絡めながら…」(倉野光生監督)というスタイル。それでも県大会の準決勝で豊川から13得点を奪うなど、能力は高いです。
静岡商(静岡3位)
静岡商は初戦を勝てば、ベスト4をかけて2回戦で中京大中京と戦う組み合わせ。そのため、上記4校が同時にベスト4に残ることはありませんが、静岡商は優勝候補本命に一泡吹かせる可能性を秘めています。決め手は最速148キロ左腕の高田琢登(2年)で、プロ注目の好投手。父・晋松氏が監督を務める“父子鷹”です。万全の状態で力を発揮できれば、中京大中京の強打線を封じる芽も十分。打線は先頭打者で俊足の鈴木瞳吾(同)らを中心につないできます。
近大高専(三重1位)
最速148キロを投げるエース白石を中心に高専初の甲子園出場なるかがすごく見どころとなる
延長13回の末にいなべ総合学園に勝利するなど粘り強さが売りのチームであり、その粘りで東海大会をどう戦っていくかがカギとなる